No.291 F-2A 63-8501 ADTW Gifu A/B by Gulliver200
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    発表から待つこと約2年、ガリバー200シリーズから久しぶりの新商品が出ました。手元に届くまでやや時間がかかりましたが、それにはある理由があったようです。
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紆余曲折を経た国産開発の支援戦闘機、F-2試作1号機
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ガリバー200シリーズから久しぶりの新商品が発売されました。F-2の試作1号機はカラーバリエーションながら、テストカラーというキャラクターが強いためインパクトのある商品です。
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試作1号機は白地に赤いラインを入れたテストカラーが美しい機体です。最新鋭機という先進的なイメージを与えるデザインですが、テストにおいて機体姿勢などがわかりやすいように視認性を高めるという実用性のある塗装でもあります。
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垂直尾翼には岐阜基地で装備品のテストを実施する専門部隊ADTW(Air
Development & Test Wing)の部隊マークが描かれています。
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F-2試作2号機と同時発売されました。どうせなら残りの複座型試作機も発売していただいてコンプリートを目指したいところですね。さらに夢を広げてテストカラー機の元祖でもあるT-2CCVも発売されたら素晴らしいでしょうね。
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F-2は国産支援戦闘機F-1の後継機FS-Xとして、プロジェクトがスタートしました。当初は国産の予定でしたが途中から米国が共同開発を申し入れ、政治的な側面もあって日本6米国4の割合で妥協されました。そのため機体のベースはF-16が参考とされました。
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よくF-16と見分けがつかないという声も聞きますが、内容は7割が再設計ということでほぼ別物の戦闘機に生まれ変わりました。機体サイズも大きくなり、見慣れている方であればシルエットが別物であることにすぐ気付けます。その他対艦ミサイルの運用能力や複合材を用いた機体構造など、気が付けば安価で取得しやすいというコンセプトで生まれたF-16に対し、1機120億円という当時最も高価な戦闘機になってしまいました。
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このモデルをみて、少し違和感があったのですがその理由がわかりました。レドーム全体が黒で塗装されており、これは初期に見られた塗装であることがわかりました。最下段の実機写真をみるとわかりますが現在は白がベースになっており、上面のみアンチグレアとして黒く塗られています。
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発売されてから手元に届くまでやや時間がかかりましたが、その理由を聞くことができました。箱から出して飾った際にシリモチをついてしまう個体がけっこう見つかったそうです。バックヘビーとでもいうのでしょうか、シーソーのように主脚を軸にして後部が重いためウィリー状態になってしまうようです。単純に考えると同じ工程で組み立てているわけだからそんな問題が起こるわけないのでは?と考えてしまいますが航空機の重量バランスというのはとても繊細なのですね。今回のモデルは試作機1号という事なので、その任務上から想定外のトラブルは仕方ないのかもしれません。。。
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実機



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[20171010] 4520386221159 6221 6912
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