1/200
F-15J
航空自衛隊
第305飛行隊
新田原基地
Gulliver200
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1/200戦闘機ダイキャストモデルのパイオニア、ガリバー200から久しぶりの再販です。この市場を忘れないでいてくれて本当にありがとうございます!
ガリバー200から第305飛行隊5としては2度目の再販となるF-15が発売されました。マイナーチェンジモデルとはいえ、ここ数年新商品が出ていなかっただけに嬉しい限りです。同時に3種のバリエーションが発売されていましたが、このノーマル単座機だけはヨドバシカメラのポイントで購入しました。発売されたことを知ったのとほぼ同時に配送されてきたので、その仕事の早さには驚かされました。
AAM-3を調べてみたところ、サイドワインダーの後継として開発された国産ミサイルです。ただし値段はサイドワインダーの倍近いコストがかかるようです。このモデルにしても成型するだけで難しそうなフィンの形状をしていますね。
第305飛行隊の飛行隊マークは茨城県水戸市の有名な”梅”がモチーフとなっています。実機でも初期の頃は尾翼の内側にもマークがありましたが、今では外側のみが一般的となっており、ダイキャストモデルでも発売された時期によって反映されています。
私が直近で新田原基地へ行ったのは2016年2月ですが、この時はまだ第305飛行隊は百里基地の所属でした。その年の8月に新田原へ移動しており今回のモデルは新田原基地に所属する第305飛行隊として案内されています。
ガリバー200シリーズのF-15は数多くみてきましたが、AAM-3を装備したことでやや印象が変わるように思いました。実機のF-15は更なる改造を経て、また暫くの間、防空の任につくことになるそうです。後から装備されたF-2は退役の話題が出始めているのに対し、F-15は寿命の長い戦闘機であり設計者は本当に良い仕事をしたものだと感心します。
今回のリリースでは同時に第201飛行隊の特別塗装機と第305飛行隊の複座型が発売されています。新田原基地の複座機といえば黒馬を部隊マークとする第23飛行隊が発売されてもいいですね。
価格高騰が止まらないダイキャストモデルの世界ですが、値段は前回の再販い比べて約1.5倍ほどに上がっています。コストがかかる事は理解できますが7千円というのはやはり高いと思いますし、購入の葉ハードルを上げているのは間違いないでしょう。ユーザーの裾野が広がっていかないのは心配ですよね。
1/200スケールダイキャストモデルの魅力は精密な造形とタンポ印刷技術により、膨大な情報量を手のひらサイズの極小モデルに詰め込む事であり、更に加えて金属のもつ質感を楽しめることです。この盆栽のような、または米粒に写経するような繊細なプロダクトの魅力を広げるためには、まずは手にとってもらわなくてはなりません。一眼レフカメラが”撒き餌”と呼ばれる高性能かつ低価格のレンズを用意することで沼へ引きずり込む戦略をとっているように、トライアルしやすいモデルが出てきて欲しいとも思います。