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B-2A
U.S.AF

wltk

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No.350  B-2A "Ghost" 88-0329 Spirit of Missouri U.S.A.F by wltk

情報が少ない謎の中国メーカー「wltk」から発売されているB-2ダイキャストモデルと海外ECサイトを通じて入手することができました。

 

Herpaの傑作モデルにプレイバリューを追加した、謎多きダイキャストモデル。

SNSで知ることになった未知の中国製ブランド「witk」のB-2を手に入れることができました。商品パッケージはHerpaと比べると一回り大きく、アメリカ映画をイメージした子供向けトイのような仕上がりです。実際手に届くまで不安と期待が入り混じる複雑な心境でした。

 

 

パッケージの裏には爆撃機のサイズ比較が掲載されています。これをヘルパのラインナップに照らし合わせると未発売のTu-16”Badger”の存在が気になりますね。

 

 

上はHerpaから発売されていたB-2で、下が今回の「wltk」製B-2です。パッケージサイズが大きかったのはディスプレイスタンドとランディングギア、ウェポンベイなどのパーツが追加されているためです。

 

 

モデルをパッケージから出してみると、正真正銘のダイキャストモデルでした。輸入品なので価格は購入時のレートによって決まる時価になります。それでも総額で5,000円を下回ったので、もしかしたらダイキャストではないのでは…という心配もありました。しかしその不安は払拭され、逆に驚きに変わります。

 

 

Herpa(左)とwltk(右)を並べた比較です。モデルのサイズやパーツ構成は全くといっていいほど同じなのでHerpaが協力関係にあるか、もしくは非常に精巧にコピーする技術があるのだと思われます。

 

 

タンポ印刷は濃淡の違いはあるものの省略はありませんでした。違いが見られたのはモールドの太さ、Herpa製は細くて繊細ですがwltk製はやや太めです。もしかしたら3Dモデリングデータを流用しつつ、金型は新規に開発しモールドは甘めでコストダウンを図るようなことをしているのかもしれません。しかし比べてみない限りは気にならず、価格を考慮しても品質に問題はみられませんでした。

 

 

世界初のステルス爆撃機として誕生したB-2A。垂直尾翼を持たない全翼機の特徴的なシルエットが見事に再現されています。

 

 

ダイキャストモデルがもつズッシリ、ヒンヤリとした質感を存分に楽しむことができます。一般的な航空機に比べるとパーツが少なく一体感があるので手で持ちやすいメリットもありました。

 

 

wltkモデルの特徴のひとつがパーツの差し替えにより、プレイバリューを高めている点です。Herpaモデルにさらに付加価値を加えているのが興味深い進化です。

 

 

本モデルではディスプレイスタンドが付属し、飛行状態で展示することができます。

 

 

全翼機の薄い板のようなシルエットは後方から見るとより楽しめます。

 

 

2017年の航空観閲式に参加するのでは?と噂されたことがありました。残念ながら台風接近により中止され実現には至りませんでした。

 

 

実機は2,500億円という調達価格の高さから「空飛ぶ金塊」と呼ばれています。モデルの方もコックピットは透明パーツで再現されていてコストをかけた丁寧な作り込みがされています。

 

 

本モデルの最大の見せどころ!ランディングギアを格納しつつ、ウェポンベイを開いて飛行する状態を再現することができます。これはHerpa版ではできなかったもので大きな付加価値といえるでしょう。

 

 

これだけ楽しめる商品にもかかわらず、商品パッケージにはバーコードが印刷されていませんでした。一般的な流通経路で販売する気がないのか…まさに謎多きブランドです。

 

 

ウェポンベイの開閉パーツ差し替えを実現するため胴体下面には凹みが必要となります。Herpaが応用展開を見越して金型を作っていたとすれば素晴らしいことですが、やはり金型を改修した可能性が高そうです。

 

 

今回の買い物体験は世界的なEC網を展開しているebayを利用しました。アカウントの登録も簡単で迷うことはありませんでした。海外から送られてくるので納期はのんびりと待つ必要がありましたが予想以上に早く届きました。しかし税関、配送料込みでも5,000円以下というのは驚きです。

 

 

とても興味深いメーカーであるwltkなのですが残念なことに1/200スケールは大型機しか展開しておらず、戦闘機系は1/100スケールで展開しているようです。

 

 

1/200ミリタリーダイキャストモデルのカテゴリーが停滞、衰退している中、完全新規とは言えないものの久しぶりに面白い買い物体験をすることができました。もともとダイキャストモデルを集め始めた頃は正確な情報も少なく、ネット通販もなかったので店頭に通い気に入った商品との出会いを求める宝探しに近い楽しみ方がありました。今回の買い物は情報が十分ではない中、価格の安さにハラハラしながらも、何日かかるかわからない海外からの到着を待つという体験でした。世界の広さとインターネットの利便性がよくわかり、ある意味この不確実さもダイキャストモデルの楽しみだと思い出しました。

 

 

 

 

実機



 

 


[20230209]  9999999999999    4646  34.42


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