No.355 U-2S 80-1084 99th Recon SQ Beale A/B U.S.A.F by Herpa
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    約1年4か月ぶりの新モデル購入となりました。ヘルパから発売されたU-2偵察機のバリエーションモデルですが機体上部にポッドが増設された状態が再現されています。
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無人偵察機の実用化に反し、2050年まで延長される有人高々度偵察機。
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ヘルパからUS-2の発売に関するニュースを目にした時に既に1機所有していたので見送る判断をするところでしたが、違和感に気が付きました。「背中のコブってあったっけ?」と気になり確認したところ旧モデルには増設ポッドはついていませんでした。今回は形状も変わるバリエーション展開ということがわかり購入することを決めました。
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機体が黒いのでわかりにくいのですが手間が今回購入したモデルで胴体上部に増設ポッドが乗っています。奥に配置しているのは同じU-2Rですがポッドを装備していないクリーン形態でリリースされた旧モデルです。
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U-2のダイキャストモデルはこれで3機目となります。1機目はU-2R、2機目はU-2S、そして今回のポッド増設U-2Sです。R型とS型についてはエンジンやセンサーのアップグレードのため実際のところ外観的な違いはないようです。
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今回のモデルはシリアル80-1084の機体でビール空軍基地の第9偵察航空団、99偵察隊”Senior Span”に所属する機体です。
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空気の薄い高高度を飛行するため、グライダーの用に主翼幅が長いことが同機の大きな特徴です。全長19mに対して膳幅は31mもあり、主翼には補助輪が取り付けられます。
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本モデルでは主翼に補助輪が取り付けられた状態が再現されています。実際の運用では滑走路に進入する前に補助輪は外されるのかもしれません。その場合この写真の状態は誤りということになりますね。もっともネットで調べていたところ補助輪をつけたまま飛行してしまったトラブルも実際あったようでまんざら誤りとは言えないかも。
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Wikipediaの情報では最高高度は27,000mに達するとされてあります。機動性は高くなくてもミサイルが届かない高高度を飛行すれば大丈夫という発想がユニークです。なお飛行中について補助輪は外されるので画像に加工を加えて補助輪は消してあります。
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U-2が開発された時代とは大きく変化し、現在はRQ-4グルーバルホークなど無人偵察機が実用化され普及が進んでいます。一方で運用の柔軟性からU-2は運用計画が2050年まで延長されたということは興味深いです。
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今回のモデルの特徴でもある増設ポッドは交換式のようで機体の型式には直接関係しないようです。この機会にU-2について調べてみるとセンサーや増設ポッドは交換式となっていて任務によって組み合わせることができるようです。
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U-2ドラゴンレディのランディングギアは胴体の前後に縦列配置されており、離着陸においては長い主翼のバランスをとるのが難しそうです。このあたりはグライダーの構造にそっくりですね。
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1/200スケールミリタリーダイキャストの業界ですが2025年もヘルパ1社のみが頑張ってくれているという状況に変化はありませんでした。もっとも新しい軍用機の開発にも年月を要するようになっていますから仕方のないことですが、ヘルパさんには中国軍機のリリースについては検討していないのか気になります。先日海外のコレククターさんからF-2のモデルを入手したいのだが…、という相談メールもいただきました。中古市場も過熱して信じられない価格に高騰していて頭が痛いです。
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実機
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[20250907] 4013150573504 7593 8500
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