たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/200ダイキャストモデル
















Information

→Home      →横長写真館      →イベント訪問記      →ダイキャスト      →LINK  

← BACK     ↑ LIST     NEXT →

No.104   F-22A 05-088 49th FW U.S.A.F Holloman A/B by Hogan M-Series


いつもよく利用させてもらっているショップで決算セールが行われると、ついつい飛びついてしまいますね。今回は横田で見たHOラプターをチョイスしました。

嘉手納基地に展開し、横田にも飛来したHOレター「スクリーミングデモンズ」のラプター

ご存知の方も多いと思いますが、2010年の横田基地友好祭の展示機の中にF-22Aラプターの姿がありました。ラプターの飛来は2年連続となりましたがテイルレター「HO」の機体が見られるということで話題になりました。今回は横田基地で実機を見た記念の意味合いを込めて購入しました。

今回の「HO」はニューメキシコ州ホロマン基地をベースとするラプターですが、他に「OT:ネリス」、「ED:エドワーズ」、「TY:ティンダル」、「FF:ラングレー」、「AK:エルメンドルフ」、「HH:ヒッカム」があります。米空軍は少ない機体を効率よく運用するためか機体の移動・他基地への展開が多いのがこのラプターの運用の特徴です。今後日本でも他のレターをつけたラプターを見る機会が増えるかもしれません。

1/200スケールの初期にヘルパからパイロットフィギュア付のF-22A [No.23 F-22A] がリリースされたことがありました。不評だったのか、このスケールでは後にも先にもパイロット付のモデルは出ていません。しかし空撮の場合、シートにパイロットが座っていないと不自然なのでフィギュアが付いた方が臨場感が出てよさそうですね。…もっともあまりまともな遊び方ではありませんが(笑)

今回の撮影地は嘉手納基地の上空です。やはり飛行機は飛んでいる姿がいいですね。この画像はPCの画面上に表示されたGoogle earthの画像の前にモデルを置いて撮影したものですが、お手軽な割りに結構臨場感があるように感じました。今後も各地の基地上空や世界の空を掛け合わせていくのもネタ切れにならなくていいかも…なんて思っています。

常時配備ではないももの日本でも珍しくなくなったF-22Aラプターですが、飛行シーンを見たいなら沖縄の嘉手納基地へ訪れるかイベント時の飛来を狙って足を運ぶ必要があります。ただ平日は仕事があるサラリーマンの身分ではなかなか厳しいですね。近い将来百里基地などでデモフライトを行ってくれるのを期待しています。

このサイトでは御馴染みになりつつある対角線に配置したクローズアップ写真です。ラプターに限ったことではありませんが、機首先端の尖った部分にはレーダーが納められています。このレーダーを覆う部分はレドームと呼ばれていますが、レーダー波を探知するためにレドームの塗装には制限があるそうです。そのためほとんどの機種においてレドームの色が異なっています。

前作との比較です。むかって左は以前にリリースされたFFレターのラプター、右は今回のHOレターです。パッと見ただけでも塗装の濃さの違いがわかりますが、他にも機体背面の受油口周辺のマーキングなど細かいところでアップデートが行われています。ラプターは特に光線状態によって塗装イメージが変わる難しい機体で、モデル表現は試行錯誤の連続だと思います。唯一考えられるのは実機と同じステルス用塗料を入手して塗布方法がマスターできれば…。

F-22ほどの高価な機体になると維持管理もきっと大変でしょう。あまりにも高額になったため750→187機と大幅に調達機数が削減された当機ですが、その分1機あたりの重要性が高まったわけで機体の保護も神経質にならざるを得ないでしょう。しかし機数が1/4に削減されたとなると当初の計画なんて何の役にも立たないでしょう。加えてF-35も開発に遅延が生じており、空軍の装備計画は予定通りには進んでいません。

2010年の横田基地友好祭でその姿を披露したHOラプターですが、あいかわらず機体の後ろ側からの撮影はできないように配置されていました。それでも気持ち後ろ側から撮影することもできたのですが、カメラを向けると銃を持った警備兵から注意を受けることがありました。機体の後ろに何があるかというと、推力変更ノズルをもったエンジンに秘密があるようです。

ハワイのヒッカム空軍基地への配備も進み、ラプターの導入計画は終盤を迎えていますが、あまりにも少なくなった機数の関係で運用には頭を悩ませているようです。当初の予定機数の1/4しか配備されていないわけですから、逆に言えば4倍働いてもらわないといけません。雑誌等を読むと、常時使える機体はないがF-22を操縦できる飛行隊は維持するという、言い換えれば機体を飛行隊間で使い回すような変わった運用を行うようです。

実は今回のモデル購入の際、選択肢として迷ったのはユーロファイターでした。この選択の迷いに空自F-X選定作業の遅延がふと脳裏を横切りました。EF2000もF-X候補として注目を浴びているのでMシリーズ版を揃えてもいいかな…とは思っていたのですが、結果はF-22の勝ちでした。その差は何かと考えましたが、ユーロファイターはいい戦闘機ではあるものの「力強さ」みたいなものが欠けていたように思います。戦闘機の実力はもちろん重要ですが、空自の場合、専守防衛を謳うがために「装備することで得られる威圧感」も重要な要素です。航空自衛隊も同じような思いがあって決断できずにいるのかもしれませんね。

おまけです。横田友好祭2010に行った際、ラプター展示エリア前の飛行隊ブースでグッズ販売が行われていました。ポスターやパッチなどが売られていましたが私はコインを選びました。やっぱり自分はメタルの質感が好きなのかな…。こちらのコインは1枚2,000円もするのでかなり躊躇しましたが、この飛行隊にまた会える機会があるかどうかもわからないので記念の意味で購入しました。使い道はありませんが、ダイキャストモデルの横に飾っています。

実機



 

← BACK     ↑ LIST     NEXT →