たびパパ 趣味の飛行機ページ 1/200ダイキャストモデル



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Valcan B2
XL361
617sq

RAF


Avro Model
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No.319 Valcan B2 XL361 617sq RAF by Avro Model


メーカーオフィシャルモデルという事になるのでしょうか。アブロモデルズから発売された「アブロ バルカンB2」のダイキャストモデルです。

白い対核閃光塗装が再現されたV3ボマーのひとつ、アブロバルカンB2。

このモデルはアブロモデルズから発売されている商品ですが、この機体自体が「アブロ698 バルカンB2」という名前ということから、航空機メーカーのオフィシャルモデルという位置づけになるようです。
私がダイキャストモデル収集を始めた頃に出たモデルなので発売日からかなりの年月が過ぎていて、もう絶版だと思っていたところに在庫があることを見つけてしまいました。


大型の爆撃機なので細部の作り方にも余裕があるようです。エアラインモデルではコックピットガラスを塗装表現で済ますケースが多くありますが、このモデルは透明パーツを用いています。主翼付け根に設けられたエアインクも深めに再現されています。


主翼上面のモールドはかなり多めに彫られています。白色の美しい機体なので墨入れはしないほうがいいですね。


おそるべき核戦略爆撃機の競演です。一見すると白鳥のように美しい白い機体ですが、核の閃光から機体を守るための対策です。それにしても俯瞰してみるバルカンのシルエットは独特で「蛾」を連想させます。主翼のラウンデルも擬態しているように見えますね。


よく考えてみるとイギリス製軍用機のダイキャストモデルはあまりみかけません。機体シルエットにはその国の特徴が表れますが、決して格好いいとはいえないのが英国製の特徴です。


イギリス軍の軍用機はよくわかりませんが、ネットで調べたところこの機体はスキャンプトン基地に配備された第617飛行隊の所属機を再現したものだそうです。


同時期にイギリスが開発した戦略爆撃機には「ヴィッカース バリアント」、「ハンドレページ ヴィクター」があり、3機種合わせて「V3ボマー」と呼ばれていたそうです。


この大きな主翼は燃料を大量に抱えることができるので長い航続性能に貢献し、機動性においても有利に働いたそうです。


推進力は4発のジェットエンジンを装備し、主翼付け根付近に配置されています。


古い機体なのでセピア風に仕上げてみました。


本モデルには兵装としてブルースチールミサイルが付属しています。ユニークなのは機体下面中央に半埋込式となっている点です。航空機は武装を目的の位置へと運ぶキャリアでしかないということがよくわかります。


最後にこのモデルですが…
発売当時に購入したかったことにはある理由があります。実はこのモデルは1/200スケールと書いてありますが、その後1/187スケールに訂正されるという珍しいケースの商品です。詳しいことはわかりませんが実際に計算してみたら縮尺が合わなかったのかもしれません。
当時の私は「これは1/200スケールではない」という謎の正義感から購入を見送りましたが、今思えばほとんど意味のない判断でしたね。

実機






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