1/200
T-50(Su-57)
ProtoType
herpa wings
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ヘルパから発売されたT-50(Su-57)のピクセル迷彩塗装です。ホワイトシャークの発表からしばらくして追加リリースされたバリエーションモデルです。
ヘルパから発売されたT-50”ピクセル迷彩スキーム”です。”ホワイトシャーク”の開発がアナウンスされた直後、追加するように発表されました。このパッケージは底面が透明になったことで箱を開封しなくとも機体下面を確認できる仕様に変更されていました。ホワイトシャークとはボックス仕様が違うので、別々に企画されたものと思われますが発売は同時となりました。
本モデルでは1/200戦闘機で初となるギアの差し換えギミックが採用されています。ホワイトシャークでは左メインギアがうまく入りませんでしたが、こちらは問題なく取り付けることができました。個体差に当たり外れがあるようですが、これは店頭でチェックするのは難しく、運次第というところでしょうか…。
今回発売された2機については、ランウェイ上にいる時が一番迷彩効果が効いているようにも感じられます。
ステルス戦闘機は兵装を機内兵器倉に格納するため、胴体は太くなりがちですが、当機を横から見たシルエットはかなり薄い印象を受けます。F-35のモデルでは機首パーツの合わせ目が悪目立ちしていましたが、本モデルはほぼ一体成型となっており完璧でした。ギアはの開閉を選べるので飛行状態で楽しむことができますが、ディスプレイ用スタンドは付属していないのは残念です。
正面から見たシルエットは第4世代戦闘機を踏襲した安心感と、ステルス機がもつ先進性が融合したものとなっており、素直に格好よい印象です。
先に開発されたアメリカのF-22と比較して、翼面積は広い機体設計となっています。エンジンノズルについては従来機を踏襲しており、新しさと古さが共存しているような印象もあります。
エースコンバットに出そうなシーンです。VRを体験した人は当初この機体に苦しまされたのではないでしょうか。
ステルス戦闘機に格闘戦能力は必要なのでしょうか。米中露のステルス機配備が本格化する前に既に次世代に突入しているそうです。ステルス機は隠密性が特徴ですが兵装の搭載量が犠牲となり、戦闘力としてはあまり強くはありません。ステルス機が単独で戦闘を行うことはなく、センサーとしての活躍とネットワークによる組織戦闘が今後の制空力を左右することになるようです。
毎回のように書いていますが1/200スケールのダイキャストモデルはホーガンMシリーズが止まったことにより急激に市場が縮小しています。まだまだ売れる機体はあるように思いますが、経済性という点では採算が合わないのでしょうか。そんな中で2020年は新型コロナウィルスの影響もあり新商品の発売は期待できない状況でしたが、ガリバー200のF-15×3種に続き、ヘルパがT-50×2種を出してくれました。特にT-50は最新鋭ステルス戦闘機の新金型ということで間違いなく2020年最大の話題作といえるでしょう。